aoikumana’s diary

自分の笑顔を周りの笑顔に

42.読書記録 サイコロジーオブマネー

 

読書記録

 

サイコロジーオブマネー

著者 モーガン・ハウセル 

要点まとめ

・最高の経営者は従業員を全力で駆り立てる

 

・「顧客は常に正しい」と「顧客は自分が欲しいものを知らない」は、どちらもビジネス世界の常識だ

 

・感動的なほどの大胆さと愚かなほどの無謀さの差は紙一重であり、しかも後になってから初めてわかる

 

・リスクと運はお互い分身のように瓜二つである

 

・物事が順風満帆に見えるときも、自分が思っているほどすべてがうまくいっているわけではないという戒めの気持ちを忘れてはいけない。無敵な人間などいない。成功をもたらしたのが運であるのなら、その兄弟であるリスクがすぐそばにいて、状況を簡単にひっくり返してしまいかねないことを自覚しておくべき 同じことは逆の場合にも当てはまる。 失敗はいい加減な教師だ。たまたま運悪くリスクが現実化してしまっただけの場合でも、賢い人に〝自分の判断は最悪だった〟と思わせてしまう。

 

・自信を失わないようにすることだ。必ずいつかは偶然が自分にとって良い方向に働くときが来ると信じながら、プレイし続ける

 

・不要な金を稼ぐために、大切な資産を危険にさらしてしまった。それはまったく愚かなことだ。不要なものを得ようとして重要なものを失ってしまうことほど、無意味な行為はない。

・「十分」の感覚がなければ幸せは遠のく。古くから言われているように、幸福とは、「結果から期待値を差し引いたもの」なのだから

 

・どこかで自分にブレーキを掛けなければ、最終的には痛い目に遭う

 

・成功者たちも、あなたと同じくらい間違いを経験している

 

・お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」

 

・どんなに好きなことでも、自分でコントロールできないと辛い

 

・誰も欲しいものを買うためにもっと一生懸命働いてお金を稼げば幸せになれたと言った人はいなかった。 誰も周りの人と同じくらい裕福であることが大切で、さらに裕福ならばそれが本当の成功だと言った人はいなかった。 誰も将来にいかに高収入になれるかを基準にして仕事を選ぶべきだと言った人はいなかった。

 

・未来の君は、高級車や高級時計、大きな家が欲しいと思っているかもしれない。でも、君が本当に求めているのは、他人からの尊敬と称賛だ。そして君は、高価なものを身につければそれが得られると思っている。だが、高級品を身につけても決して人から尊敬されたりはしない—特に、君が尊敬してもらいたい人からは。

 

・一定の生活レベルが満たされたとき、それ以上に何かが欲しくなるのは見栄や他人との比較が原因である。 誰でも生きていくために最低限必要なものがある。それが満たされると、それよりもさらに快適な生活レベルがある。さらにそれよりも快適で、楽しく、世界が広がるような生活レベルもある。 とはいえ、生きるために必要なものを十分に満たすレベルを超えた支出は、収入に応じて大きくなるエゴの表れだと言える。つまり、自分がお金を持っている(あるいは持っていた)ことを他人に示すための支出ということだ。貯蓄を増やすためには、謙虚になることも大切

 

・貯金の能力は、あなたが思っている以上に自分でコントロールできる。 貯蓄は、支出を減らすことで生み出せる。欲望を抑えれば、支出を減らせる。 他人の目を気にしなければ、欲望を抑えられる。 お金の問題にはサイコロジー(人間心理)が大きく関わっている

 

人は、たいていの状況に適応してしまう。極端に質素な生活のシンプルさや、欲しいモノはなんでも手に入れられるというスリルにもすぐに慣れてしまう。ゆえに、経済的に極端な生き方で感じられるメリットも次第に薄れていく。 だが、この両極端な計画のマイナス面、つまり、老後の生活費を捻出できなかったり、お金を追い求めてばかりの人生を振り返ったりすることは、生涯消えることのない後悔になる。特に、それまでの計画をあきらめ、失われた時間を取り戻すために倍の速さで別の方向に進まなければならなくなると、後悔はさらに大きくなる。

 

複利は、何年、何十年もかけて成長させると最大の効果を生み出す。これはお金だけでなく、キャリアや人間関係にも言えること

 

鍵を握るのは持続性だ。人間は時の経過とともに変化していく。だからこそ、人生のあらゆる局面でバランスをとることが、将来の後悔を防ぎ、投資を長く続けるうえでも最善の戦略になる。 現役時代に、貯蓄、自由時間、勤務時間、家族と過ごす時間などをすべて適度にすることを目標にすれば、極端な場合よりも、計画を継続しやすく、後悔もしにくくなる。

続く