淡い記憶
きっと一生忘れられないのだろう
どんなに頑張っても、どんなに忘れようとしても
たまに夢に出てきて、いつもの笑顔で微笑んでくる
優しく私に話しかけいつもの調子で去っていく
どんなに平然を装っても、いつもの私でいようとしても
やっぱり意識してしまい、自然と目があなたを追ってしまい、
あなたの前ではいつもの私でいられない
そんな叶わなかった淡い気持ちが
たまに現れてまた思い出させる
私は年齢を重ねているのに
夢の中のあなたはいつもあの時のまま
人間は不思議なものだ
こんなに毎日色々な人を見ているのに
出会いの数は限られている
その中でも思いが強くなるのはほんのわずかだ
何がこんなに惹きつけて離さないのか
きっと運命とはこの事を言うのだろう
そんな事を考えながら、いつもの日を過ごしていく